エネルギーリスク energy risk 2003 8 18
今回のアメリカの大停電を考えると、
「エネルギーリスク」というリスクの管理が重要であると、痛感させられる。
高度な文明である、現代社会も、1時間でも、電力が途絶えれば、
それは、砂上の楼閣に過ぎなかったということ、
はかない文明に過ぎないということが、よくわかる。
現代社会の弱点は、電力依存社会であることを認識すべきであるが、
さらに、石油依存社会でもあることも、忘れてはならない。
イラク戦争において、アメリカ軍の補給線が伸びすぎて、
この補給線を絶たれる危険があった。
こうなると、世界最強の戦車も、ただの鉄の塊になる。
世界最強の戦車が、ただのガラクタになる。
石油の補給線を絶たれると、最強の兵器も、ただの鉄の塊にすぎない。
石油は、現代社会の弱点であるが、
石油は、軍隊の弱点でもある。
だから、いくら最強の軍隊と自慢しても、それは砂上の楼閣に過ぎない。
これは、全世界の軍隊にも言えることである。
石油を完全に止めてしまえば、全世界の軍隊も、ただのガラクタになる。
軍隊も石油依存になっているという事実がある。
さらに、軍隊は電力依存でもある。
だから、石油と電力があるという前提で、初めて、強力な軍隊と言える。
今の軍隊は、石油と電力を絶たれれば、中世の軍隊と同じレベルになる。
そこで、石油と電力を破壊するハイテク兵器を作れば、
軍隊はすべて無効となる。
今のハイテク技術では、こういうことも可能なのです。
軍事力増強は、中世のなごりだったと言える時代になるのです。